
ショートスリーパーの逆をやったら、2週間で昼夜が逆転した
睡眠を削るのとは逆に、僕は3月から「眠くなったら寝る」だけにしたら、寝る時刻が毎日1〜2時間遅れて2週間で昼夜が逆転し、困ったのは睡眠の長さより時刻のほうでした。
「ショートスリーパー」という言葉が、また検索で急に伸びています。9月29日のGoogleトレンドでは急上昇ワードに入り、上昇率は1000%超と出ていました。一緒に調べられているのは、堀大輔さんの名前や「マイクロスリープ」。本当に1日30分で足りるのか、自分も短く寝られるようになるのか。気になる人が多いんだと思います。
僕も9月に、堀大輔さんの1週間の24時間ライブを見ていました。僕が見たときは、初日の配信が137万回、次の配信が130万回。同時接続も1万人くらいいました。頭のマッサージを受けている途中で30分ほど眠ってしまったように見える場面があって、コメント欄が「いや寝てるじゃん」で盛り上がっていたのも覚えています。
本当かどうか。正直、僕の中では50対50です。
ただ、僕自身は半年くらい、ちょうど逆の実験をしています。睡眠を削るのではなく、何時に寝て何時に起きるかを一切決めない。その結果が、上のひと言です。
決めるのを、全部やめてみた
始めたのは3月11日です。
きっかけは、睡眠について調べれば調べるほど、逆に眠れなくなりそうな不安でした。何時間が正解なのか、何時に寝るべきなのか。考えるほど目が冴える。まだ不眠というほどではなかったけれど、このまま考え続けたら本当にそうなりそうだと思ったんです。
お医者さんも一般的なアドバイスも、「毎日同じ時刻に寝て、同じ時刻に起きる」を勧めます。でも僕は、そのルールは日本の社会の時間に合わせると便利、というだけではないかと思っていました。ブラジルに住めば、同じ体でも寝る時刻は現地に合わせて変わる。だったら、一番自然なのは、眠くなったら寝て、目が覚めたら起きることではないか。
それで、目覚まし時計を使うのをやめました。会社の始業時刻がない働き方なので試せた、というのは先に書いておきます。朝9時に出社する人が同じことをやると、たぶん3日で仕事が終わります。
本能に従ったほうが、むしろパフォーマンスが上がるかもしれない。そういう期待もありました。
毎日1〜2時間ずつ、後ろへずれていった
4月には、はっきりパターンが見えていました。
眠くなるのが、毎日1時間か2時間ずつ遅くなる。たとえば夜12時に寝た次の日は1時か2時、その次は3時ごろ。これが続くと、2週間くらいで昼に寝て夜に起きる生活になります。さらに2週間ほどで、また夜に寝る側へ戻ってくる。
体感としては、1日が24時間ではなく25時間くらいで回っています。乱高下するわけではなく、ずっと同じ方向に少しずつ伸びていく。
7月の明け方、眠れなくてChatGPTに話しかけたことがあります。そのとき僕はこう言っていました。「だってさ、眠たくなんないと寝れないじゃん。それをやってたら、こういうサイクルになったってこと」。
9月の半ばには、「今は夜型のフェーズだよ」と話していました。自分の睡眠を「フェーズ」で説明するようになっていたわけです。半年たっても、このずれ方は変わっていません。
困ったのは睡眠ではなく、世の中の時計だった
ずれること自体は、僕にとってそこまで大きな問題ではありませんでした。
困るのは、起きている時間に世の中が閉まっていることです。夜中の12時になる前に、商業施設もカフェも閉まっていく。昼夜逆転のフェーズで元気に起きても、行ける場所がほとんどない。
もう一つは株です。日本の株式市場は朝9時に開きます。ずれていくと、その時間はだいたい寝ている。7月には「デイトレができなくなるから困ってる」とこぼしていました。
じゃあ直せばいいじゃないか、と思いますよね。僕も何回も直そうとしました。無理に寝て、無理に起きる。すると一時的には戻るけれど、体調が悪くなって、仕事の出来も落ちる。そして気づくとまたずれている。ビタミンCやビタミンDも試しましたが、僕の体感では飲んでも飲まなくても誤差でした。お酒を飲めば眠れるかというと、そういうわけでもありませんでした。
逆に、長く寝すぎた日もあります。4月のある日は、たっぷり寝て起きた瞬間に激しい頭痛が来ました。長く寝れば元気になる、とも限らない。
寝不足のほうは、もっと分かりやすかったです。空腹と寝不足が重なった日、僕は何に対してもイライラしていて、最後はAIにまでイライラしていました。判断も鈍って、人に当たりやすくなる。そういう日は人と距離を置いたほうが安全だと、そのとき思いました。
ガイドが勧めていることを、僕はほぼ全部外していた
厚生労働省の睡眠ガイドには、成人は適正な睡眠時間には個人差があるが、6時間以上を目安に確保する、と書かれています。同じ資料には、6時間未満で足りる人もいれば8時間以上が必要な人もいる、ともあります。
僕の生活と照らし合わせて目に付くのは、体内時計の部分です。起きてから朝日を浴びると体内時計がリセットされる。朝ごはんを抜く生活が続くと、体内時計が後ろにずれて、遅寝・遅起きになりやすい。
僕の生活は、起きる時刻が毎日違います。だから朝の光も朝ごはんも、決まった時刻には来ません。ガイドが体内時計を整えると書いていることを、ほぼ全部外している。ずれていくのは、体質だけの話ではないのかもしれません。ここは推測で、原因を確かめたわけではありません。
30分睡眠が気になる人に、僕が言えること
堀大輔さんの配信を見ていて思ったのは、「30分睡眠なんて嘘だろ」という分かりやすさが、あれだけの人を画面の前に集めているということでした。8〜9割の人は否定する。でも本人が毎回真剣に言うので、1割は信じる。睡眠を測るリングまで付けて配信している。本当に嘘なら逆に生粋のペテン師だと思うくらい、真剣なんです。
ただ、その答えがどちらでも、自分が何時間寝ればいいかは分かりません。ガイドのとおり、必要な睡眠には個人差があります。そして僕の半年で分かったのは、睡眠には「長さ」とは別に「時刻」という軸があって、困るのはそっちのほうだった、ということです。
だから、睡眠を削ってみる前に、まず今の自分を1週間だけ見てほしいです。厚生労働省も、寝た時刻と起きた時刻、実際に眠っていた時間、休めた感じを1週間書く用紙を出しています。見るのは3つです。
- 何時間寝ているか
- 寝る時刻と起きる時刻が、毎日どれくらいずれていくか
- 次の日、イライラや頭痛が出ていないか
僕が困ったのは2つ目でした。1つ目は、そもそも測っていなかったので、正直よく分かっていません。
一つだけ注意です。決まった時刻に出勤や通学がある人は、僕の「眠くなったら寝る」を真似しないでください。ずれが止まらなくて生活や仕事に支障が出ているなら、自己流で粘らずに、睡眠を診てくれる医療機関に相談するほうが早いと思います。
直すものではなく、ぶつかる場所を減らす
今の僕の考えはこうです。生活リズムが狂っているというより、自分が一番楽なリズムが25時間寄りにある。だから直すべきものとして扱うと、毎回無理が出る。
問題はリズムそのものではなく、そのリズムと社会の営業時間がぶつかることです。
一時は本気で、2週間ごとに日本と地球の裏側を行き来すれば、時差でちょうど自分の昼に合うのでは、と考えました。理屈としては合っています。ただ、2週間単位で動くならほぼホテル暮らしで、お金も手間も大きい。そもそも5月の時点で、僕はまだパスポートを持っていませんでした。理屈が合っていても、生活としてはまだ全然現実的ではありません。
ぶつかり方をどう減らすかは、正直まだ答えが出ていません。
30分で足りる体になれるかは、僕には分かりません。でも、自分が何時に眠くなって、1日に何時間ずれていくのかは、1週間あれば見えてきます。僕の場合、それが見えたところで、直そうとするのをやめて、ぶつかる場所をどう減らすかを考える側に移りました。
制作プロセス
このコンテンツは、僕自身の一次情報をもとに制作しています。
出典1:1日30分睡眠のショートスリーパーが、ライブ配信で日本一の数字を持っている
出典2:眠くなったら寝るシンプル睡眠法
出典3:2週間ごとの時差でリズムを合わせる生活設計
出典4:25時間リズムと閉店後の生活
出典5:寝過ぎと頭痛、夢とぼーっとの関係
出典6:空腹と睡眠不足が引き起こすイライラの観測
AI活用
制作には、以下のAIモデルと僕の声をもとにしたAI音声を使用しています。
文章:Claude Opus 5.5
台本:Claude Opus 5.5
音声:Gemini 3.8 Flash TTS
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