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「80億分の1」で僕はインドの農家に生まれ、72歳で下痢で死んだ

話題の人生シミュレーションゲーム「80億分の1」で僕はインドの農家に生まれて72歳で死に、遊び終えたら自分にあまり期待しすぎないほうが楽だと思いました。

10月15日、僕はブラウザで「生まれる」というボタンを押しました。

押すと、世界のどこかに赤ちゃんが一人生まれます。国も親も選べません。僕が引いたのは、インドの農家の村で暮らす、余裕のない家庭でした。

遊んだのは「80億分の1」という人生シミュレーションゲームです。同じ日、「人生シミュレーションゲーム」という言葉が検索の急上昇にも入っていました。公式サイトによると、生まれる国は出生数か人口の割合で決まります。中身には国連や世界銀行、WHOなどの統計を使っているそうです。無料で、今はまだベータ版。10月5日に公開されたばかりのゲームです。

僕の人生は、とりあえずずっと貧困でした。


数万円で、眠れない夜がある

ゲームの中で一番引っかかったのは、お金の桁です。

借金や出ていくお金の額を日本の物価で見ると、「そこまで大変な額じゃないな」と思うものが多かったんです。数万円ぐらいの話です。でも、ゲームの中の僕は、その数万円で苦労して、ストレスを抱えて、眠れない夜を過ごしていました。

一応シミュレーションですけど、国によって常識も価値観も違うんだなと思いました。同じ数字を見ても、どこに生まれたかで重さがまるで変わります。

これから遊ぶ人は、出てきた金額を見て「大したことない」と思った瞬間を覚えておいてください。たぶん、そこがこのゲームで一番発見のあるところです。


頑張っても、出ていくばかり

僕は基本的に、仕事を頑張っていました。それでも、お金は入るそばから出ていきます。

ずっとラットレースみたいな感じでした。

途中で何度か病気にもなりました。そのたびに、ちゃんと治療は受けています。ここまでは真面目な人生です。

最後は72歳でした。死因は、下痢です。

画面を見て、ちょっと笑ってしまいました。病気をいくつも治療で越えてきたのに、最後はそれなのか、と。ストレスを抱えすぎたのかなとも思いましたが、あっけない最後でした。シンプルなゲームなのに、予想していなかった結末が来る。普通に面白かったです。


最後の画面で、ほんの少し感情移入しかけた

人生が終わると、生きた年数や、人生のハイライトのようなものが出てきます。

遊んだのは数十分です。それでも、ほんのちょっとだけ感情移入しそうになりました。いい人生だったな、という感じで、なぜかすっきりしたんです。

めちゃくちゃ心を動かされたかというと、そこまでではありません。話題だったから触ってみた、ぐらいの温度です。でも、ゲームを閉じたあとに考えたことは、意外と長く残りました。


期待と現実の差が、ストレスになる

72年が、こんな感じであっという間に終わる。人生もたぶんこういうものなんだろうな、と考えさせられました。

最近は、暗いニュースや病気の話がよく流れてきます。悪い情報のほうが拡散されやすいので、目に入る機会が多いんですよね。見るたびに、死を意識することもあります。

そこで最近思っているのが、自分の人生に期待しすぎるのもよくないな、ということです。

期待や理想と、現実との間。その差が大きいほど、ストレスを抱えたり、不安になったりします。

下痢のオチで笑えたのは、予想が裏切られたからです。6月に僕は、笑いは予測が裏切られた瞬間に生まれる、と記録に書いていました。同じ裏切りが、不快や怒りに転じることもある。ゲームの中なら笑えますけど、自分の人生で、自分にかけていた期待が裏切られたら、たぶん笑えません。期待が大きいほど、その落差も大きくなります。

ゲームの僕も、ちょっと上がって、ちょっと下がって、アベレージで言えば平凡でした。現実の人生も、そういう人のほうが多いんだろうなと思います。

他人に期待しないのは大事だとよく言われます。僕は、自分にあまり期待しないことも大事なんじゃないかと思っています。

今までは見えなかった他人の暮らしが、インターネットやSNSで見えるようになりました。見えれば比べるし、ないものねだりもします。ただ、ネットで発信している人は、基本的にいい情報しか出しません。自分をよく見せます。実際は裏側がドロドロだったりすることも多い。見えている表側と自分の現実を比べて落ち込むのは、かなり分の悪い比べ方です。


3月の僕は、自分を「一番下」に置いた

似たことを考えたのは、実は今回が初めてではありません。

今年の3月、僕は自分を過大評価していたと気づきました。多くの人は自分を平均より少し上だと思っていて、そう思った瞬間に「まだ大丈夫だろう」と甘くなる。それで、「自分は一番下だ」と思うことにしたんです。

あのときの理由は、貪欲さをなくさないためでした。上に行く意欲を保つために、自分を低く見積もる。

今回は向きが少し違います。現実との差で落胆しないために、期待のほうを下げる。どちらも自分への見積もりを下げる話ですが、3月はアクセルを踏み続けるため、今回はすり減らないため、という感じです。


期待は、かなり強い感情

期待って、結構強い感情だと思うんです。

本能的な期待は、多分アニマルスピリッツ的なものです。期待して、妄想して、そこにドーパミンのような快楽物質が出る。最近の株式相場もそうですし、推し活もそうですよね。いろいろなところで、みんながいろいろな人に期待しています。

僕は、他人には一切期待しないと決めています。自分に対しても、そんなに期待しないと決めました。

と言っても、投げやりになるわけではありません。自分のやるべきことや使命感は持って、何かをやっていかないといけないとは思っています。社会に対して何をするかは大事ですし、自分のことは、誰かを巻き込まずに自分で解決できるものは解決する。

理想は、ゆるく右肩上がりです。まあ、そううまくはいかないと思います。人生には、上り坂、下り坂、まさかがありますから。

ゲームの僕の「まさか」は、下痢でした。


遊んだあとは、考えすぎない

僕はこういうものをやると、すぐ人生や哲学のほうへ進んでしまいます。哲学に入り込むと時間が溶けますし、考えすぎても何も解決しません。暇なときに考えるぐらいがちょうどいいんでしょうね。

考えてもキリがないので、目の前のことに集中したり、目標や趣味を持ったり、仕事に没頭したりする。そういうのが一番いいんですよね。

「80億分の1」は、一時停止も倍速もできます。「おまかせ」をオンにすれば、選択肢を選ばずに見守るだけでも進みます。公式サイトにある説明のとおり、1つの人生は30分から1時間半ほど。夜に少しだけ別の人生を生きてみるには、ちょうどいい長さです。

数十分の人生で、僕が持ち帰ったのは「自分に期待しすぎない」という一言でした。ゲームの僕は72歳で、思っていたよりずっとあっけなく終わりました。現実のほうは、もう少しゆるく右肩上がりでいきたいと思います。


制作プロセス

このコンテンツは、僕自身の一次情報をもとに制作しています。

出典1:人生にも、自分にも、あまり期待しすぎない
出典2:予測できないことをやり続ける
出典3:過大評価から過小評価への転換

AI活用

制作には、以下のAIモデルを使用しています。

文章:Claude Opus 5.5

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