
為替介入の日に全部ドルに替えたら、もう一段下があった
為替介入で1ドル158円まで円高になった日、僕は円を全部ドルに替えましたが、アメリカも円を買う二発目が来たので、急な円高の初日は数日置いてから動く手を考えています。
7月の終わり、ドル円は1ドル163円くらいまで来ていました。
僕は、円安はまだ進むと見ていました。地政学的にも構造的にも、そっちに行くしかないと思っていました。ワンチャン165円とか170円手前まで行って、一回調整が入って、そこから170円を超える。そういう流れも全然あり得ると見ていたんです。
そこへ、為替介入です。163円から158円くらいまで、一気に円高に振れました。
僕は「これは買い場だ」と思って、円を全部ドルに替えました。金曜日でした。
結果から言うと、まんまとやられました。
最近、検索では「S&P 500」と一緒に「ドル円」が伸びています。米国株の投資信託を円で積み立てている人にとって、為替はもう他人事じゃないんですよね。だから今日は、僕が介入の日にやったことと、そこで外れた予想を書いておきます。
158円を「買い場」だと思った理由
正直に言うと、介入はないと思っていました。どうせ介入しても円は売られるだけだから、普通はやらないだろう、と。だから介入が入ったとき、最初は「え?」でした。
そのすぐ後に来たのが「安くなった」という感覚です。円安の時期は、ドルに替えるだけでかなり損をしている感覚がずっとありました。そこから5円も戻ったんだから、ここで替えない理由はないと判断しました。
ちなみに6月の僕は、「どこかで頭打ちが来たら、一気に円高へ振り切る」というシナリオを記録に残しています。確証はない、勘に近い、と添えて。円高がいつか来ることは考えてはいたんです。でも、来た円高がどこで止まるかは、まったく考えていませんでした。
月曜の朝、二発目が来た
週末のあいだ、ニュースではほとんど取り上げられていませんでした。
それが月曜の朝、為替の取引が始まる前くらいから、急にメディアが報じ始めます。アメリカも円を買っていた、という話です。そこからドル円は、確か156円か155円くらいまで下がりました。
為替介入というのは、日本がドルを売って円を買うものだと思っていました。それが今回は、アメリカが友情の証みたいな感じで円を買った、という報道のされ方です。「そのパターンあるのかよ」と思いました。
公式の記録で確かめると、財務省は8月3日の大臣談話で、米国東部時間7月31日(金)に米国財務省と協調して円買い介入を実施したと発表しています。7月30日から8月26日までの介入額は15兆3,993億円でした。日ごとの内訳はまだ公表されていないので、僕が体感した「一発目」と「二発目」が記録の上でどう分かれるのかは、まだ分かりません。
日本の介入を見て「ここが底だ」と思って買った僕からすれば、二発目は騙されたようなものです。もう一段下があったんです。そこで替えていれば、1ドルあたり2〜3円はお得だったわけです。
騙されたけど、感心した
国が介入すると分かっていたら、そこで売っておいた人は儲かるわけで、「こんなの反則級だろ」とは思いました。
でも、二段階で来るとは本当に思っていなかったんです。だから感情としては、騙されたけど感心する、が一番近いです。「詐欺にあったんだけど、その手口に感心して、勉強代として納得できる」。そういう経験でした。
結果だけ見れば、結果オーライではあります。8月の初めには、もう僕が替えたくらいの値段まで戻っていました。直近では、10月2日のニューヨーク市場が157円91銭で引けています。だいたい、僕が替えたあたりです。
ただ、二発目がもう来ないとは言えません。8月27日から9月28日までの介入額は0円でしたが、さっきの談話には「今後、更なる協調介入を実施することも躊躇しない」と書かれています。
ドルの値段だけ見て「安い」と決めない
この件で思い出したのが、6月のビットコインです。
ビットコインが6万2千ドルまで下がって、前から考えていた買い場に近づいているように見えました。でも、そのときは1ドル161円。円で計算し直すと、まだ1千万円を切っていませんでした。ドルで見ると下がっているのに、円で見るとそこまで安くなっていなかったんです。だから、ドル建ての下落だけで買い場とは言いにくかったんです。
S&P 500の投資信託を円で持っている人は、ここが逆向きに効きます。為替ヘッジのない投資信託なら、S&P 500が1ポイントも動かなくても、ドル円が163円から158円になれば、円で見た値段は約3%下がります。介入の日にアプリを開いて「S&P 500が下がった」と思ったら、まず為替を見てください。下がったのは株ではなく、ドルの値段かもしれません。
6月の僕は、こうも書いていました。米国株がドルで上がっていても、円安の中でドルに替えて資金を入れるのはきつい、と。ニュースやチャートはドルで出てきます。でも、僕たちが払うのも受け取るのも円です。
「全部」で動いたのは、これが二回目だった
書いていて気づいたんですが、僕が「全部」でやられたのは、介入の日が初めてじゃありません。
6月のビットコインでブレーキになったのは、円建ての値段だけではありませんでした。今年の3月あたりから、余剰資金をほとんど全部、株に入れていたんです。その株が少し下がっていて、マイナスのまま利確もできません。買い場に見えているのに、手元にキャッシュがない状態でした。フルで株に突っ込みすぎた、という感覚でした。正直、しくったなと思いました。
介入の日も、構造は同じです。158円で全部ドルに替えたから、156円か155円まで下がったときに何もできなかったんです。予想が当たるかどうかとは別に、全部を一度に動かすと、次の一手が来たときに打てる手がなくなります。
急な円高の初日は、全部は動かさない
今回の反省はシンプルです。
急に下がった日は、まず状況を把握して冷静になります。その動きが理にかなっていないなら、もう一手あるかもしれないと考えて、一旦落ち着きます。そして数日待ってから、もう一度入ります。暴落や急落は、そこからさらに急落することもあるからです。
これは毎月の積立の話ではありません。積立は勝手に続きます。効くのは、ボーナスでまとめて買う日や、ドルに替える日のように、自分で一回に大きく動かすときです。僕は金曜に全部を動かして、月曜の朝に二発目を食らいました。
もちろん、僕のこれは一回の経験でしかありません。介入の日もやり方も、事前に分かるものではありません。数日待ったら、その間に円安へ戻ることだってあります。だから今の僕は、「数日置いてから入る」というパターンも今後は考えていく、というところまでです。
それでも、次に介入で158円みたいな数字を見たら、たぶん僕はまた「買い場だ」と思います。そう思うのは別にいいんです。全部を動かすのを、月曜の朝まで待ってみるだけです。
制作プロセス
このコンテンツは、僕自身の一次情報をもとに制作しています。
出典1:為替介入が二段階だとは思ってなかった
出典2:買い場に見えてもキャッシュがない
出典3:円安と株高の国策シナリオ
AI活用
制作には、以下のAIモデルと僕の声をもとにしたAI音声を使用しています。
文章:Claude Opus 5.5
台本:Claude Opus 5.5
音声:Gemini 3.8 Flash TTS
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