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好きに動画を作らせたら、ChatGPTはクラゲばかりだった

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3つのAIに「あなたのセンスで」と動画を作らせたら、ChatGPTはクラゲばかり、Claudeは立方体ばかり出したので、好きに作らせて同じ絵ばかり出るなら、頼み方より先にAIを替えてみてください。

10月9日の夜、僕は同じ一文を、ふだん使っているAIに順番に投げていました。

「あなたの能力を試してみたいからさぁ、Three.jsを使って動画を制作してください。テーマも構成も内容も全部あなたのセンスで任せる」

テーマも構成も、何も決めていません。相手はClaude、ChatGPT、Geminiのモデルです。ClaudeとChatGPTは、Claude CodeとCodexという、コードを書くための道具の方で頼んでいます。

返ってきた動画を並べたら、AIごとに好みがはっきり出ていました。人間の性格みたいに、です。


コードで描く動画を、AIに丸投げした

Three.jsは、ブラウザの中で3Dの絵を動かすための道具です。中身はプログラムのコードで、無料で使えます。AIにこのコードを書かせると、立体の形や光やカメラの動きが全部コードで決まって、そのまま動画になります。

なんでわざわざこれを使ったのか。理由は、画像生成や動画生成のAIに、ずっと腑に落ちないところがあったからです。

文章で指示して、いっぱい生成させて、その中からたまたま良いのを選ぶ。それがヒットすることもあります。でも僕には、あれが結構ガチャに見えるんです。コントロールが効かないし、AI自身もできあがった動画のどこが悪いのか分かっていません。結局、選ぶ人間のレベルで出来が決まってしまいます。

僕が今やりたいのは、人間が入らなくても、AIだけでいいものを作れるようにすることです。

そこで考えたのがコードでした。今のAIが一番得意なのは、たぶんコーディングです。コードには基本的に答えがあります。コードで描かせれば、AIは自分が何を作っているのか分かったまま作れるはずだ、と思ったんです。

動画を作る工程の中で、人間の手が一番かかるのは編集です。生成した映像はただの素材で、それを人間が編集ソフトでつなぎます。AIだけで回そうとすると、そこがボトルネックになるんですよね。コードなら、その編集までAIの中で終わります。

試したら、かなりレベルの高いものが返ってきました。3Dアニメーションに関しては「あ、これでいいんだ」と思いました。めちゃくちゃ驚いています。


だいたいみんな、宇宙をやりたがる

ただ、自由に作らせた結果は、思ったより似ていました。

小さな分子みたいなもの、四角い粒みたいなものを、すぐ表現したがるんです。背景はだいたい宇宙っぽい。学習しているデータが似ているからなんだろうな、と思っています。

その中でも、AIごとの癖ははっきりしていました。

ChatGPTは、細かい粒子がいっぱい並んで、最後に形になるのがクラゲなんです。何回やっても、だいたいクラゲが出てきます。「もうクラゲばっかじゃねえか」と思いました。宇宙とか、そっち系のデータが多いのかもしれません。

Geminiは、正直そこまで特徴がありませんでした。

Claudeは、四角い立方体が多かったです。細かい立方体を並べて、何かの形を作る。一度、ストーリー仕立てで作らせたときは「転がりたい立方体」という3Dアニメーションを作ってきました。これが結構品質が高くて、このままYouTubeの動画にできるな、と思ったくらいです。


順位はClaude、ChatGPT、Geminiの順だった

センスで比べると、僕の中では圧倒的にClaudeでした。モデルはOpus 5.5です。次がChatGPTのモデルで、最後がGeminiでした。

これは少し意外でもありました。国内では、使われているのは圧倒的にChatGPTです。ヴァリューズが10月9日に出した推計では、2026年5月時点の利用者はChatGPTが月2,670万人、Geminiが1,190万人、Claudeが253万人でした。一番使われているAIと、僕がセンスで選んだAIは別だったことになります。

しかも僕は、どちらかと言うとOpenAI派です。お金も、OpenAIに払っている方が多い。モデルの性能そのものはOpenAIの方が上だと思っています。それでも、好きに作らせたときのセンスの差は最初からはっきり出ていて、そこを追い抜くのは結構厳しいんじゃないかと感じました。OpenAIには、頼むよ、という気持ちです。

断っておくと、これは僕が1日で、3つのAIに自由にお題を出して、僕の目で比べただけの話です。決まったお題で点数をつけたわけではありません。言えるのは、同じ一文で頼んでも、AIによって出てくる絵の好みがはっきり違った、というところまでです。


お金がかかるのは、ナレーションくらい

もう一つ、やってみて大きいと思ったのはお金です。

動画生成のAIは、作るたびのコストがかなり高いんです。コードで描く方法なら、その生成のお金がほぼかかりません。僕の場合、別にお金がかかるとしたらナレーションの音声ぐらいで、それもたかが知れています。

ただ、弱点もあります。本物の人間みたいな映像を作るのは、たぶんかなり難しいです。向いているのは3Dのアニメーションの方です。


僕が口を出すと、変な方向に行く

今、AIに動画を作らせて、YouTubeのチャンネルも研究の一環で動かしています。

研究の結果を試す場所は、基本的にSNSです。人を集めてアンケートを取ると、ノイズが多いしお金もかかります。YouTubeやTikTokやXなら、投稿するのは無料です。アルゴリズムの影響はあるにしても、実験の場としては十分だと思っています。

ここで決めているのは、AIごとに分けることです。ChatGPTならChatGPTのモデルだけで運用する。ClaudeならClaudeのモデルだけで運用する。僕が途中で口を出していくと、どんどん変な方向に行くんですよね。だから混ぜません。

始めたばかりなので、結果はまだ出ていません。次はClaudeだけで、登録者100万人クラスのチャンネルに挑戦しようと思っています。コンセプトは決めていますが、まだ秘密です。うまくいかなかったら、また別のことを考えます。


好きに作らせて、同じ絵ばかり出たら

ここからは、僕の実験から言える範囲で、AIにセンスを任せたときの見方を書きます。

AIに「好きに作って」と頼んで、何度やっても同じような絵が出てくることがあります。それはたぶん、お題に対する答えというより、そのAIの癖です。ChatGPTのクラゲも、Claudeの立方体も、自由に作らせると何度でもそこへ戻っていく感じがありました。

そういうときに、言葉を足したり言い方を変えたりして粘るより、同じ一文を別のAIに投げた方が早いです。僕も、頼む文は同じままでした。AIを替えただけで、出てくるものがはっきり変わりました。

逆に、全部のAIが同じものを出してきたら、それはAI全体が学習してきた「よくある絵」なんだと思います。今回で言えば、粒と宇宙です。そこから抜けたいなら、そのときこそ頼み方を工夫する番です。

センスを任せる仕事は、1つのAIの1回目で決めないでください。同じ一文を2つ目のAIにも投げて、並べてから選ぶ。それだけで、どこまでがAIの癖で、どこからが本当に良いものなのかが見えてきます。


制作プロセス

このコンテンツは、僕自身の一次情報をもとに制作しています。

出典1:Three.jsで動画を作り比べて、Claudeのセンスがピカイチだと感じた
出典2:AIだけでいいコンテンツを作るなら、Three.jsに可能性を感じる

AI活用

制作には、以下のAIモデルと僕の声をもとにしたAI音声を使用しています。

文章:Claude Opus 5.5
台本:Claude Opus 5.5
音声:Gemini 3.8 Flash TTS

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